こんにちは!
4年の深澤です。
4年生ともなると、いよいよブログのターンが回ってくる前に記事を書き始めるようになりました。😤笑
主将を務めるのもあと5ヶ月、本当に時間というものはあっという間に過ぎていきます。
自分は高校から体操を始めたので(小さい頃お遊び程度にやってたことはある)、体操競技に出会ってもう6年も経つのかと思うとなんだか恐ろしく感じます。こんなに熱中できるものに出会えて幸せですね。
先日、小学校から高校まで同じだった幼馴染と偶然地元で遭遇しました。
話を聞く限り、いわゆる”大学生”を謳歌してるなぁという感じでした。
逆にこちらの話をするとなると、出てくることが体操関係のことばかり。
中学までの僕を知っている彼からは、まさか体操にここまでハマるとはね、この体操オタク!と言われました。いつの間にか体操は自分の内側に入り込んだ存在となり、やって当たり前・やっててこそ自分とも思えるようなものになっています。
これから入ってくれるであろう新入生たちにとっても、体操がそんな存在になってくれたら嬉しいですね。
そんなわけで!個人的に考える体操の魅力を語る回にしようと思います!!
新歓期にぴったりですね!!!(果たして読んでいる新入生はいるのでしょうか😇)
一般的によく言われる体操の面白いところNo.1は、やはり成長が目に見えるところでしょう!!!
昨日できなかった技が今日できるようになる。憧れだった技を自分ができる。今までより綺麗な実施ができる。
成長がはっきり見えるのは、やってて楽しいし、モチベーションや向上心の観点からも素晴らしいですよね。
そして、個人的に体操の大きな魅力だと思っているところは、選手全員が主役であることです。
大人数でやるような団体競技では、エースのような活躍している人ばかりに注目が集まりがちです。実際、球技では上手い人のもとにボールが集まりがちな現実もあるでしょう。ポジションなどによっても目立ち方は変わるはずです。
ところが!体操は全員平等に自分のターンがやってきます!!!
自分が演技している時間は必ず自分が主役ですし、自分ができることをやりきれば勝ち負けに関わらずそれ自体を評価されます。
ちょっと待った!団体戦に出れるか出れないかとかあるし団体になったらエースが主役やないかい!!と思ったそこのあなた!!
確かに団体メンバーに入れるかどうかで出られる試合出られない試合は出てきてしまいます。とはいえ、個人でも出場して活躍の場があるという意味で、他の団体競技とは大きく異なるかなぁと思います(そういう意味ではテニスとか卓球とかは割と近いかもですね笑)。
そしてここからが重要なのですが、団体ではエースが重要なのではと思われがちですが、団体戦ではみんな大事なのです!!!
もちろんずば抜けたエースの存在は、試合を優位に運びます。ですが、団体戦において得点の期待はエースに偏りません。体操において得点への期待はメンバーに平等に降り注ぎます。なぜかと言えば、基本的に全員の点数が団体の点数に直結するからです。みんなの点数を積み上げた合計でもって、0.1点、ときには0.001点単位で争うことになる団体戦では、全員の演技が超重要ですし、誰の成功であれ誰のミスであれ、勝敗を分ける要因になりえます。試合当日に大事なのは、どんな実力の選手であれ、全員が自分の実力を出し切る、これに尽きるのです!!!
そしてさらにいうなれば、僕らレベル(ここではあえて旧七帝大レベルとでも補足します)では、エースよりもそれ以外の方が団体を強くしやすいのです!!体操のルール上、実力がつけばつくほど(言い換えれば高得点を取れるようになればなるほど)さらにもう0.1点伸ばすのが極端に難しくなります。逆をいうと、比較的点数を取りきれていない人の方が、飛躍的に点数を上げやすいわけです。先述の通り、団体においてエースの1点もそれ以外の1点も同じ1点ですから、団体としての得点を伸ばすキーとなるのは、実はエースよりもなんとか団体に入った人〜中堅の成長であるケースが多いです。
もちろん、突然スーパーエース級の実力者が現れて団体に加わりました。なんてケースは別ですけどね笑
そして3つ目にあげたいのが、体操をしていると自分をよく知れるということです。
まず自分の肉体についてとても詳しくなれます。どこが固くてどこが柔らかいのか。どこがゆがんでいるのか、どこが張りやすいのか。少し動けばどこが張っている、突っかかっているなど自分の肉体の状態が手に取るようにわかります。(おまけ的には楽しく練習してるだけでもムキムキになれます💪)
そして精神面でも、自分がどんな人間なのかよく知ることになります。怖いことや困難にぶつかることだらけである一方、大きな嬉しさや喜びも与えてくれます。その一つ一つの経験のたびに、自分を見つめ直す機会が訪れます。
体操というのは自分自身というものに真正面から向き合うことになるので、人を成長させるスポーツだというのもあながち間違いではないと思います。
ここからDとEをはじめとした採点の面白さについて書こうと思っていたのですが、長くなってきたのでこの辺にしときます。笑
とにかく、新入生のみんな!!そうそう語りきれないほど体操は魅力に溢れたスポーツだよ!!ってことです。笑
話は逸れますが、最近なかなか思うように上達しないと悩んでいる部員を何人か見かけます。
そんないつでもポンポン成長を続けるのは漫画じゃないし難しいとも思う一方、いうて外から見れば成長してるように見えるけどなぁとも思います。
とはいえ、自己評価的に上達していないように感じることが多いのはとてもよくわかります。自分もそんなときばかりだからです。
ここで、僕が大好きなスポーツ漫画より紹介したい言葉があります(このくだり何度目だよって感じですね笑)。
「折りたくとも折れぬ己の野心 強いからこそもがくのだ…!!」(『アイシールド21』24巻より引用)これは、なかなか実力がつかず、悩み苦しみ悶え、時には道を外れかけながらも、誰よりも強い選手になる夢をひたすら追い続け、ようやく実力が開花し始めた選手を、監督が評した言葉です。
それまでの周りからの評価は、実力も大したことがないメンタルの弱い選手でした。
しかし監督は、心が強いからこそ悩み、強いからこそ苦しみ、強いからこそもがくのだと否定しました。目指すものが高く、自分への期待があるだけに、そしてそれを諦めきれない強い心があるだけに、選手は悩みもがくのだと思います。
もし部員の中に、なかなか成長せず、自分が弱い選手だと悩んでいる人がいたら、自信を持ってください。少なくとも心の強い選手だと思います。心が弱かったら、目指すところが低かったら、あるいは簡単に諦めてしまえるなら、きっと悩んでいないはずです。
心を強く持ち続け、努力を重ね続ければ、誰でもいつか必ずポンと伸びる時期が来ると僕は信じています。
そう信じているので、願わくば引退までの間にもう一つ二つポンと伸びる時期が僕にもきてほしいものです😂
もうブログ書くのもせいぜいあと2回程度でしょうか。
次書く頃には新入部員も入部している頃かと思います。たくさん入ってくれると嬉しいですね😊
それでは、グループまであと2週間と少し、頑張っていきましょう!
4年 深澤