怪我をしました

こんにちは、2年の鳥居です。

最近トレ体でぼくの姿をみる人はいないと思います。なぜなら、右足を骨折してしまい、運動ができない状態にあるからです。
体育の日の練習でのことでした。いつものように練習していて、鉄棒のならしをすることになったのですが、移動しながら回ることにまだ慣れておらず、回りきることかできませんでした。結果、振れもどってしまい、いつもなら手首をしっかり巻いてバーを握り、離れないようにするのですがそのときはそれがうまくいかず、落下してしまいました。そしてさらに悪いことに、ならしだったのでバーの端から車輪をしていたため、マットのない所に落下してしまったのです。気づいたら右足が折れているのが見てはっきり分かり、救急車で運ばれました。2週間の入院を経て現在は松葉杖で生活しています。
このような大怪我をしてしまった原因として、一つは自分自身を過信していたということがあげられます。自分ならこのくらいならできる、怪我なんてしない、と高を括っていました。結果このような事態を招いてしまいました。自分の能力をしっかり把握し、無理せず能力に合ったことを積み重ねてレベルアップしていくべきだと痛感させられました。
もう一つの原因として、環境がよくなかったと考えられます。もしも自分が落下していた場所がピットだったら骨を折ることもなかったでしょう。現在トレ体の鉄棒のセットではバーの真下は薄いマットのみが敷かれています。しかし、絶対に真下に落下しないということはありません。実際ぼくが落下したのもほぼ真下のあたりでした。身長が高い人は足が擦れてしまうかもしれませんが真下にもエバーマットを敷き詰めるべきだと感じました。
現在は松葉杖でなんとか人並みの生活を送れています。復帰するかどうかはわかりませんが早く治して自分の足で歩けるようになりたいです。

鳥居

基本的に負けず嫌いです(後編)

後編です。

競技経験が長くても体質の問題で筋力に悩みを抱える選手は多いので、経験不足でも追いつき追い越せるのが筋力だと思います。

とはいえ人それぞれ体質があるので筋力アップに時間がかかることがあることも理解していますが、短い時間で正しい技術が身につくのを待つ余裕はないので、筋力で多少の技術不足を補えれば競い合える材料なると思うのが理由の一つです。

引退等して筋力がほとんど落ちた人でも正しい技術があれば、筋力は最低限あれば良いので技ができる場面がありますよね?

逆にその人と同じか多少上回る筋力があっても、正しい技術が不足している人が同じ技を成立させることは難しいと思います。

この技術理解の違いを見誤ると、必要な筋力に気づけず、完全な技術だけをいつまでも追い続けることになりますが、時間切れになる前に筋力面からのアプローチもしっかりしてほしいのです。

体が元々柔らかい人は動く度に体がふにゃふにゃになってしまうので、普通の人より力を入れたまま体を動かすのが大変です。

部員で言うと、西川、たつる、めぐ、後藤、小矢野、下田、服部、林、かおり、が当てはまると思っています。

柔軟性については、普通の人が4年間頑張っても到達できない様な性能を各自持っているので、体を1本にしめる意識を常にもって柔軟性を生かせるように頑張ってほしいです。

逆に名前が挙がらなかった部員は筋力面で優位に立てる事が多いと思いますが、柔軟性を持った選手が筋力を備えた時に競い合うことが厳しくなってしまうので、柔軟性を徐々に高めつつ常に筋力の向上を意識する事が必要です。

自分の体を自在に操作できるようになれば、自信もつきますし、恐怖による余計なリキみがでなくなる狙いもあります。

体操は支持や倒立の技術で、押す力を求められる場面が多く、各種目において器具から自分の体を常に遠くへ押し続けられる様になることにかなりの時間を割くことになると思います。

押しはスイングや倒立から重心移動したり、ひねりを加えていく為の基盤になるので、無意識でも常に押している状態を作れるまで意識し続けなければなりません。

恐怖とか焦りでついつい押しが甘くなって体がゆるんだり、倒立がつぶれたり、ヌキが早くなったりすることありますよね?私は跳馬、平行棒、鉄棒で恐くてよくやっちゃいます。

では逆に引く力を使う場面は?と言われると、吊り輪、平行棒、鉄棒で技の開始時などに使うくらいかな、と思いますか?

私は大学時代にそれくらいの認識で、割と軽視していました。

だって技を練習する時に引くことなんてほとんどないし、懸垂?ロープ登り?技が上手くなる事とは関係なくない?ってな具合でした。(戻って説教したい。)

では、引く力をいつ使うのかと言うと、正しい技術の軌道から外れてしまった時に正しい軌道に戻す、修正する場面です。

支持や倒立で屈腕から押し上げる力も引く力と同じように修正する場面でも使いますね。

わかりやすい場面は、軌道から大きく外れ落下しそうになった時にねばる力ですが、そこまで大きく軌道から外れなくても、完全な正しい軌道でない限り細かい修正力は必要になるので、誰もが無意識に使っているとは思います。

補足で試合経験が少ない選手にある場面ですが、演技中に軌道から外れて技が認定されていないのに無理にねばって続けることで落下以上の損失を被ることが間々あるので、緊張感からねばり方を間違えない、状況を見失わない様に練習の内から判断力を鍛えることも必要です。

技と技を繋げる練習をして、最終的に演技として通す練習が必要な理由の一つに、この修正する力をつけることがあります。

安定感があり失敗しない選手はこの修正が上手いです。

周りからはわかりにくいですが、特に鞍馬、平行棒、鉄棒では正しい軌道から外れやすいので、常に細かく引く力を使って修正をしています。

逆にどれだけ正しい技術を持っていても、単発でしか練習していない人は、演技になると失敗することが多いと思います。

正しい軌道から外れたらすぐ止めることができるのが、単発練習のメリットであり技術追求の為に欠かせませんが、技と技を繋げる練習をしないと修正力がつきにくいデメリットは認識して下さい。

女子の段違い平行棒や平均台については、修正可能な軌道のズレ幅が男子種目よりかなり狭いので正しい軌道の追求も妥協できません。

修正力で点を下げる要素を減らし、安定した演技力で競えるようになる為に、押し続ける力に加え、引く力、押し上げる力も意識してみて下さい。

長文になりましたがご精読ありがとうございました。コーチ福田

基本的に負けず嫌いです(前編)

こんにちはコーチの福田です。

前回の投稿で言ってなかったんですが、プロテインを摂取して低カロリー高タンパクな食事だけで筋トレしても、筋肉の素となる脂肪がつきにくいのでモデルの様な体型になると思います。(喜ぶ人がいそうですが目指すのは体操選手の体です)

私は脂肪がつきやすい体質なので太りやすく、大学時代に体重の増加=身体操作が辛くなると思い、常に減量を意識して摂取カロリーを減らしながら筋力をつけようとしていましたが、目標としていた筋力はつきませんでした。

脂肪よりも筋肉は若干重いので、筋肉量が増加しても体重は減ることはないですが、脂肪自体は減るので体格的には痩せることになる考えに行き着きませんでした。

モデル体型になる食事をしながら体操選手の体になる為に高負荷筋トレをするという、相反する行動をとらないように炭水化物も摂取して摂取カロリーを意識することも必要です。

高カロリーを意識すると、糖分や油分等も過剰に摂取しがちになるので栄養バランスには注意して下さい。

食事も筋トレも過度になりすぎると体を壊してしまうのでバランスが大事です。

さて今回は競技経験が短く技術の下積みが不足している選手が、大学生活の部活という限られた時間の中で、どのような意識で練習していくのが良いかについて個人的な考えを書きたいと思います。

先に予防線を張りますが、あくまでベストは限られた時間で人それぞれにある最適なトレーニングを見極め実施することです。

ただその見極めが困難な為、人それぞれ体格や筋力や技術に差があるにも関わらず全く同じトレーニングメニューをしたり、人の経験や意見を参考にしたりするので、指導者の役割も求められると思います。

私は競技者としても指導者としても未熟なので、日々最適を求めています。
この投稿を読んで頂いた方も、自分の最適なトレーニングに役立てて頂けたら幸いです。

まず比較として低年齢から競技を始めるいわゆるジュニアの成長過程を簡単に説明します。

ジュニア期には年代別に身体特性があり、5、6〜8歳の頃はどんな運動にも積極的に取り組む好奇心があり、技術の吸収力がとても高く、9〜12歳の頃は技術を記憶する能力が高く、この期間で記憶した技術は一生忘れないと言われるようです。

ただ正しい技術記憶でないとその後の期間に苦労することや、接し方や取り組み方次第で競技への興味そのものを失ってしまうことなどに注意するようです。

正しい技術が身につけば、恐怖心なく必要最低限の筋力で身体を操作できます。

始めは恐怖でガチガチに力を入れていた技でも、理解していくことで余計な力を使わなくてもできるようになる感覚は多くの人が経験すると思います。

完全に理解している人の感覚ほど、理解が難しいことも間々ある場面だと思います。

ジュニア期を経験した選手と比べると、大学からの部活で競技できる時間は圧倒的に短く、大学生ともなると運動中の危険を察知する経験が備わっているので、恐怖心で余計な力が入りやすくなり技術習得も容易ではありません。

しかしこのような競技経験というものに差があっても、競技会になれば競技年数別の部とかありませんので、全選手が同じ土俵で戦うことは避けられません。

そして勝敗はこの経験の長短で必ずしも決まるものではなく、経験の差というのは勝敗を分ける様々な要素の内の一つです。

定められた競技ルールや採点規則の中で、より高い点を出した選手が勝つことになるので、規則上難度が認定されている技、技数として認められる技を実施することについては、選手1人1人が現状において最も高い得点が望める方法を追求した結果なので、それ自体に善し悪しはありません。

競技ルールから逸脱して初めてそういう概念が生まれると思います。
(人それぞれの価値観の中で競技に対する美学、プライド、理想、趣好を持っていると思いますが、内容的に他の選手に勝つことを優先する話しになるのでご容赦下さい。)

そして本題に入りますが、競技会等で勝つ要素を得る為に、圧倒的な経験、技術不足を筋力で補えるようになってほしいと考えています。

経験そのものを補う為に、日常を練習中心にして量自体を増やすということも方法としてありますが、これはハードワークに耐えうる体やケアも必要になりますし、本人の相当な覚悟、自分に厳しくできる精神が必要なので、人からやれと言われて継続することではないと思います。

また日本の部活動はオーバーワークでは?と言う見方もありますし、筋力に見合わないトレーニングや、適切なケアや休養を取らず連日の様に体を酷使することで故障が絶えない現状があります。

限界まで追い込むトレーニングは美徳であり、達成感、自信が得られる、と言った様な価値観を私も持って育ってきましたが、自分にとって正しいかどうかの根拠のない追い込みを行う事は身体的にかなり危険です。

特に競技できる時間の少ない人にとって、重度の故障は避けたい事なので、トレーニングのバランスには気を使ってもらいたいです。

また痛めた場合は、痛めた箇所を動かしたり伸ばしたりして確認する事は、傷口を開いてるのと同じ様な事になってしまうので、柔軟やストレッチは行わずひたすら我慢が大事ということなので参考にして下さい。

トレーニング、ケア、食事、休養、これら全て競技力の向上に繋がっているので、トレーニングにだけ比重を置いて考えないように気をつけましょう。

すみません、あと倍くらいの量になるので前編と後編に分けて投稿します。
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