全日本インカレに出場しました。応援に来てくださった三島監督をはじめとし、OBOGの皆様、現役部員一同ありがとうございました。
4年那珂将人が最後のインカレだったので部員日記に全日本インカレについて書かせていただきます。
場所:和歌山県ビッグホエール
日時:8月29日〜31日
東大からの出場者:那珂将人(4年)、秀島朋樹(2年)
チームリーダー:日紫喜賢太(1年)
今回のインカレの私にとっての背景としましては、肩・手首の怪我と、卒論などの勉学の忙しさによって、なかなか思うように練習できなかったのが正直なところでした。しかし、東日本で運良くインカレに出場できたことと今年最後ということで、微妙な演技はできないという気持ちはありました。さらに、部員全員が応援に来てくれるということもあり、やはり一層努力を普段の練習から見せなくてはいけないという追い風もありました。また、4年間の集大成としても大きな意味を持つ大会でした。それは、3年前私が1年生だったとき、当時4年生だった小川和久さんは、最後のインカレのために、思いっきり体操にうちこんでいたのを1年生ながら、すごい感銘を受けました。それが3年経った今でも心にあることはすばらしいことだと思います。1年生のころから、軽々しく小川さんが目標と言ってきましたが、あっという間に4年生になり、あのとき見ていた小川さんと同じ立場に自分が置かれたのでした。そう考えてみると、4年の今は体操一筋にすべてを体操に打ち込んできた今までと体操と卒論など一筋とは言っていない自分にやっぱり小川さんに負ける(勝ち負けなどないが)のかという気持ちをいだいたり、4年生なのにすべてを大層にかけた小川さんのすごさを再度痛感したりすることがありました。しかし、自分にも何か目標がないといけない、せっかく運も見方して出場できる試合なのだから、4年間の何かを残したいと思ったときに当然一番に出てくるのは、鞍馬の逆リア倒立でした。この技は1年生のころから福田さんの逆リア倒立に憧れて、福田さんから熱心に教えてもらってきた技でしたがなかなか上達せず、試合・試技会では思うように成功させることができていませんでした。また、七大戦では自分のこだわりを捨ててもチームの得点に貢献したいため、もしかしたら逆リア封印という可能性もあり、やはりこの全日本インカレの舞台で決めたいという大きな目標がありました。
そして、種目はまさかの鞍馬からでした。鞍馬が最初であるということは、自分の目標をそうそうに達成し、波に乗れるか、最初でくじけ、その後憂鬱に演技をするかという大きな境目でもありました。しかし、疲れていない状態で望めるという言い訳できない状況でもありました。
その他の重圧としては、ここ2試合(全日本予選と七大戦の試技会)で自分がミスをしていることでした。今まで、試合や試技会では大きなミスはなく、小さなミス一つが基本だったので、4年生になってから立て続けにしたミスは自分の今まで積み上げてきたものをすべてくずしかねない大きな不安と自信喪失へつながりました。全日本インカレでもまたミスをしてしまうのではないか?4年生なのに頼れる存在ではなく後輩から心配される存在になってるのかもしれない。いろいろな思いで、失敗するのはとても怖いと感じてきました。おそらく、まわりの部員たちにはそれは感じられなかったかと思いますが。
これらのいろいろな思いを持ち、運命の鞍馬を向かえました。前日練習では調子がよく、かなりの確率で成功させている逆リア倒立は、当日の会場練習ではそこまで調子もよくない。本番が回ってきたとき、いつも以上に緊張しているのかなっと自分で感じました。旋回を始めたとき、固い動きだなと自分でわかるくらいでした。しかし、中技などをこなし、最後の旋回に来たときはほとんど上げるぞという気持ちだけになっていました。後に何人かの部員には”きわどい”と言われましたが、自分の中では大成功の逆リア倒立をあげることができました。本当に自分の4年間を満足させるに値するほどのものでした。(主観)後に4年生のこの時期で主観と客観は大きくことなるということを思い知らされるのですが。。。
この勢いを止めることなく、ここ2試合のミスを払拭するかのごとく、ノーミスで演技を終えることになりました。得点としては、対したことない得点でしたが、最後のインカレで目標の鞍馬とノーミスという大きなものを手にして、終わることができたのが、一番の自信、喜びにつながりました。
今までご指導してくださった皆様、応援してくださった皆様に心から感謝の意を示したいと思います。本当に有難うございました。
2年生の秀島ですが、跳馬鞍馬といい演技を見せてくれた一方で普段見せないミスをしてしまいました。しかし、これも彼の勉強になったと思います。”失敗は成功のもと”と言いますが、彼は残り2回のインカレがありますから、まだまだ成長できるところは大きいと思います。経験値の中でやはり失敗は付き物です。富田選手や内村選手でも失敗はあります。人間であって、機械ではないのですから。秀島のいいところは、今回のインカレに新しい技を入れていたことです。2年生のインカレで新しい技を入れることは成長への第一歩だと思います。4年生で成功するためには、今入れられる新しい技を一つでも入れることが大二です。そして、試合で失敗しても、3年4年と成功させていけるからです。4年生で技を入れてかつ成功させることはとても難しいことですし、綱渡りです。今から着実に技を増やし最後の1年間は完成度を上げるということが、最後に安定感を持って、成功させられる道だと思います。そのための第一歩を踏み出したと信じ、これからのさらなる成長に期待したいです。
今回、1年生にも関わらず志願し、チームリーダーをしてくれた日紫喜君、ありがとうございました。彼も来年以降自らインカレの舞台を踏むことができると思いますから、これからも練習に励んで東大体操部を支えていってほしいと思います。
秀島・日紫喜がいるおかげもあり、私は安心して引退していけるなと思えます。まだ引退まで何試合かありますが、すべてノーミスだったと言えるようにこれからも練習に励んで参りたいとおもいます。
本日は本当にありがとうございました。
まとまりのない文章になってしまいましたが、ご精読ありがとうございました。
4年那珂将人が最後のインカレだったので部員日記に全日本インカレについて書かせていただきます。
場所:和歌山県ビッグホエール
日時:8月29日〜31日
東大からの出場者:那珂将人(4年)、秀島朋樹(2年)
チームリーダー:日紫喜賢太(1年)
今回のインカレの私にとっての背景としましては、肩・手首の怪我と、卒論などの勉学の忙しさによって、なかなか思うように練習できなかったのが正直なところでした。しかし、東日本で運良くインカレに出場できたことと今年最後ということで、微妙な演技はできないという気持ちはありました。さらに、部員全員が応援に来てくれるということもあり、やはり一層努力を普段の練習から見せなくてはいけないという追い風もありました。また、4年間の集大成としても大きな意味を持つ大会でした。それは、3年前私が1年生だったとき、当時4年生だった小川和久さんは、最後のインカレのために、思いっきり体操にうちこんでいたのを1年生ながら、すごい感銘を受けました。それが3年経った今でも心にあることはすばらしいことだと思います。1年生のころから、軽々しく小川さんが目標と言ってきましたが、あっという間に4年生になり、あのとき見ていた小川さんと同じ立場に自分が置かれたのでした。そう考えてみると、4年の今は体操一筋にすべてを体操に打ち込んできた今までと体操と卒論など一筋とは言っていない自分にやっぱり小川さんに負ける(勝ち負けなどないが)のかという気持ちをいだいたり、4年生なのにすべてを大層にかけた小川さんのすごさを再度痛感したりすることがありました。しかし、自分にも何か目標がないといけない、せっかく運も見方して出場できる試合なのだから、4年間の何かを残したいと思ったときに当然一番に出てくるのは、鞍馬の逆リア倒立でした。この技は1年生のころから福田さんの逆リア倒立に憧れて、福田さんから熱心に教えてもらってきた技でしたがなかなか上達せず、試合・試技会では思うように成功させることができていませんでした。また、七大戦では自分のこだわりを捨ててもチームの得点に貢献したいため、もしかしたら逆リア封印という可能性もあり、やはりこの全日本インカレの舞台で決めたいという大きな目標がありました。
そして、種目はまさかの鞍馬からでした。鞍馬が最初であるということは、自分の目標をそうそうに達成し、波に乗れるか、最初でくじけ、その後憂鬱に演技をするかという大きな境目でもありました。しかし、疲れていない状態で望めるという言い訳できない状況でもありました。
その他の重圧としては、ここ2試合(全日本予選と七大戦の試技会)で自分がミスをしていることでした。今まで、試合や試技会では大きなミスはなく、小さなミス一つが基本だったので、4年生になってから立て続けにしたミスは自分の今まで積み上げてきたものをすべてくずしかねない大きな不安と自信喪失へつながりました。全日本インカレでもまたミスをしてしまうのではないか?4年生なのに頼れる存在ではなく後輩から心配される存在になってるのかもしれない。いろいろな思いで、失敗するのはとても怖いと感じてきました。おそらく、まわりの部員たちにはそれは感じられなかったかと思いますが。
これらのいろいろな思いを持ち、運命の鞍馬を向かえました。前日練習では調子がよく、かなりの確率で成功させている逆リア倒立は、当日の会場練習ではそこまで調子もよくない。本番が回ってきたとき、いつも以上に緊張しているのかなっと自分で感じました。旋回を始めたとき、固い動きだなと自分でわかるくらいでした。しかし、中技などをこなし、最後の旋回に来たときはほとんど上げるぞという気持ちだけになっていました。後に何人かの部員には”きわどい”と言われましたが、自分の中では大成功の逆リア倒立をあげることができました。本当に自分の4年間を満足させるに値するほどのものでした。(主観)後に4年生のこの時期で主観と客観は大きくことなるということを思い知らされるのですが。。。
この勢いを止めることなく、ここ2試合のミスを払拭するかのごとく、ノーミスで演技を終えることになりました。得点としては、対したことない得点でしたが、最後のインカレで目標の鞍馬とノーミスという大きなものを手にして、終わることができたのが、一番の自信、喜びにつながりました。
今までご指導してくださった皆様、応援してくださった皆様に心から感謝の意を示したいと思います。本当に有難うございました。
2年生の秀島ですが、跳馬鞍馬といい演技を見せてくれた一方で普段見せないミスをしてしまいました。しかし、これも彼の勉強になったと思います。”失敗は成功のもと”と言いますが、彼は残り2回のインカレがありますから、まだまだ成長できるところは大きいと思います。経験値の中でやはり失敗は付き物です。富田選手や内村選手でも失敗はあります。人間であって、機械ではないのですから。秀島のいいところは、今回のインカレに新しい技を入れていたことです。2年生のインカレで新しい技を入れることは成長への第一歩だと思います。4年生で成功するためには、今入れられる新しい技を一つでも入れることが大二です。そして、試合で失敗しても、3年4年と成功させていけるからです。4年生で技を入れてかつ成功させることはとても難しいことですし、綱渡りです。今から着実に技を増やし最後の1年間は完成度を上げるということが、最後に安定感を持って、成功させられる道だと思います。そのための第一歩を踏み出したと信じ、これからのさらなる成長に期待したいです。
今回、1年生にも関わらず志願し、チームリーダーをしてくれた日紫喜君、ありがとうございました。彼も来年以降自らインカレの舞台を踏むことができると思いますから、これからも練習に励んで東大体操部を支えていってほしいと思います。
秀島・日紫喜がいるおかげもあり、私は安心して引退していけるなと思えます。まだ引退まで何試合かありますが、すべてノーミスだったと言えるようにこれからも練習に励んで参りたいとおもいます。
本日は本当にありがとうございました。
まとまりのない文章になってしまいましたが、ご精読ありがとうございました。